300系の後継車両としてJR東海、JR西日本の共同開発により1997年に量産先行車が完成した。
地球温暖化防止や二酸化炭素の排出規制が国際的にも論議された時期に誕生したこともあり、環境対策を
考慮した車両となっている。
4両1ユニットで構成され、3両が電動車、1両が付随車であり、車両製作費や車両整備費の低減と軸重の分散を
実現している。車体についてはアルミ合金製で、防音材を挟み込んだダブルスキン構造を採用しており、車内騒音に
配慮しつつ軽量かつ低コストな構造となっている。電気機器の軽量化で編成自体は、300系よりもやや軽くなった。
また、IGBTのVVVFインバータ装置を採用したため、発車時と停車時にモーターからの磁励音がほとんど感じられ
なくなった。主電動機出力は、500系と同じ 275kw。
ひかりレールスター用は、8両編成で、全車両が普通車となっている。指定席車はグリーン車用座席並の広さを
確保しているため、グリーン車は連結されていない。
最高運転速度 285km/h。(山陽区間)
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